原付・バイクの維持費と保険
同じ2輪車でも、原付自転車、第二種原付自転車(小型自動二輪車)、軽二輪自動車、小型二輪自動車、大型二輪自動車では、その特徴や維持費、年間保険料がだいぶ違ってきます。
この記事では、それぞれの特徴や維持費の違いについてご説明します。
(※2016年5月追記1:軽二輪に関する記載が漏れており、名称が間違っていたため修正を行いました。)
(※2016年5月追記2:この記事は執筆中です。125cc以上のバイクについては、後日追記を行います。)
原付自転車の特徴・維持費
排気量は50ccまでです。制限速度があり、30キロまでしか出してはいけません。運転するためには自動車の免許か原付免許が必要になります。
燃費がよく、タイヤのような消耗品の費用も高くありません。
・年間の維持費について
税金は1000円、強制保険である自賠責保険は約5000円です。その他、任意保険には自動車保険のオプションとして加入できます。
第二種原付自転車(小型自動二輪車)の特徴・維持費
排気量は51ccから125ccまでです。高速道路での走行はできませんが、原付自転車のような制限速度はありません。運転するためには小型2輪以上の免許が必要になります。
自動車のスピードについていけるので、車道を走るときは原付より安心して運転できます。
・年間の維持費について
税金は51ccから90ccまでは1250円、91ccから125ccまでのバイクは1600円になります。
そして自賠責保険の保険料は年間6000円程度です。
自賠責保険に入っていなかったら
自動車や排気量が250ccより高いバイクには車検があり、そのたびに自賠責保険の更新をすることになりますので、自賠責保険の加入漏れということはほとんどありませんが、原付や軽二輪には車検がありませんので、ついつい自賠責保険に加入することを忘れてしまった。という人がたまにいます。
しかし、自賠責保険に加入していない状態で原付やバイクを走行させた場合は、次のような罰則が適用適用されてしまいます。
・違反点数6点で即免許停止
・事故を起こしていなくても、1年以下の懲役または50万円以下の罰金
さらに、未加入の状態で人身事故を起こしてしまったら、当然保険もおりませんので、損害賠償金額は全額自己負担ということになります。
自賠責保険の保険金は3000万円ですが、最近の事例では、交通事故で死亡、または後遺障害が残った場合の損害賠償金は3億円以上が相場となっています。
そのため、自賠責保険に加えて、任意保険に加入し、人身事故に対する保険金は無制限に設定することが普通です。
なお、自賠責保険に加入しない状態で、任意保険に加入したとしても、任意保険は自賠責保険の超過額以上の金額を支払うことになっているので、自賠責保険の保険金にあたる3千万円は支払われませんのでご留意ください。