バイクの盗難にあったら
バイクの盗難件数は年々減少してきてはいますが、平成22年の統計で全国で73491件、検挙した件数は7811件と、検挙率が低いことが問題となっています。
バイクの盗難防止対策としては
・駐輪時には確実にハンドルロックとキーを抜く
・カバーをかける、補助ロックをする
・盗難防止装置をつける
といった方法があります。キーを抜いただけでは安心できません。警視庁によると、平成25年では、76.2%がキーを抜いていた状態で盗難にあっています。
盗難防止の補助装置としては、シャッター付キーシリンダーやイモビアラームといった装置が有効です。
しかし、それでもバイクや原付が盗まれるということはあるでしょう。そこで、これから、バイクや原付が盗難にあった場合の手続きについてご説明します。
おおまかには、次の順で行います。必要経費はかかりません。
1.警察に盗難届けを出す。
2.市役所に行って廃車申請を行う。
3.保険会社で自賠責保険の解約か、車両入れ替えという手続きを行う。
事前に用意しておくもの
・ナンバープレート
・標準交付証明書
・軽自動車届出済証
・印鑑
1.警察に盗難届けを提出する
(1)管轄の警察署に盗難・紛失届けを提出する。
(2)提出した警察署名、日付、整理番号をメモしておく
2.市役所で廃車申請を行う
(1)廃車申告書を提出します。申告書は市役所にあります。
(2)軽自動車届出済証・ナンバープレートを返納します。紛失している場合は理由書を提出します。
(3)軽自動車税申告書を提出して、軽自動車税の消滅手続きを行います。
(4)廃車証明書を受け取る
3.保険会社で自賠責保険の解約・車両入れ替えを行う
(1)盗難後、バイクを買う予定がなければ、解約手続きを行う
(2)盗難後に、新しくバイクを買いなおす場合は、次のいずれかになります。
①いったん従来の保険を解約して新しく加入しなおす
②保険はそのままに、車両入れ替えという手続きを行う
なお、自賠責保険の解約の場合は、保険期間が残っていれば、残存期間に応じた保険料が戻って来ますので、早めに手続きをしてしまいましょう